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戻れないことは分かっている。 [その他の希望]

なくしたと思っていた手帳が出てきた。
懐かしい愛おしい日々の記録と言葉たち。
一ページ一ページ丁寧に読みながら、
私は自分が抱えていた感情を再認識する。
落ち込み、立ち直り、相手を恨み、怒り、
仏さまのような日もあれば、
大抵の日々は苦しみに溢れている。
許せない、と思う。
やっぱり許せない、と思う。
けれどまったく別のところで、
それはまったくの過去だろう、と囁かれる。
過去も未来も切り離し、今現在だけを生きる、
そう決めたはずではなかったか。

好きだと思ったり、大嫌いだと思ったりする。
傷つけたくない、と思ったり、傷つけばいいのに、と思ったりする。
嫌われたくないのに、一生嫌われてしまえばいい、と思ったりする。
今の彼だけを見るのは難しい。
今の彼と向き合うことは難しい。難しい。苦しくて難しい。


****
みんな迷路に迷い込んでいる感じ。
それも平面じゃなくて立体でかなり複雑な迷路。
迷い込んじゃったのかなぁ。
これ、迷い込んじゃったのかなぁ。
なら、一緒に出ようよ。

****

私はまだ迷路の中に。
呆れるほど迷路の中に。
大きさも形も分からない、迷路の中に。



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頭では何もかもがはっきりしている。 [ミギマワリ全開]

飼っていた犬が死んだ。
私はその子が死んだことを信じることができずに、
そのうち生き返るんじゃないか、
また可愛らしく鳴くんじゃないか、
とありえもしないことを考えて、
それがありそうもないことだと分かると、
今度は葬ることをためらっている。
周りから葬るべきだ、手放すべきだと声が聞こえる。
この世での縁は終わったのだ。

生き返らない犬の死体を抱いて眠る。

私がやっているのはそんなこと。




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花も散るように。 [心にぐさっと著名人]

ずっとずっと大好きな絵本作家のターシャ・テューダー。
彼女の生き方に憧れていました。
イギリスに行く前からのんびりした生活を夢見ていました。
彼女のようにいつかは自分の居場所にいけると思っていました。
何気ない、けれど心からの言葉は、
いつもいつも忘れた頃に私を支えてくれました。
悩んでいる友人に彼女の本を贈ったばかり。
その彼女が昨年六月に他界していたことを知りました。
会ったこともないのに、声も知らなかったはずなのに、
初めて見る彼女は懐かしい感じがしました。
日本のファンに感謝していた、というターシャ。
People in Japan,
と述べたターシャ。
Japanese,ではなく、People in Japan.
やっぱり彼女のことが好きだと思いました。



花も散るように。
ターシャはもういないけれど、
彼女の言葉、生き方、存在はいつもここに。


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ガネーシャ [ドラマっこっこ]

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自分にはこれからいろんなことあるで。
死ぬほど幸福な日も、笑えるぐらい不幸な日も、
世界を閉じたくなるような悲しいこともあれば、
美しい景色かて見れる。
この世界はな、そういうのを全部味わうために作られてんのやで。
もう解るな、自分。
世界を楽しんでや、心ゆくまで。


ガネーシャ「夢をかなえるゾウ」



****
世界を閉じたくなるような悲しいこと。
私の世界はまだ閉じています。





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